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インスタントハウスへの想い

快適で丈夫な家をもつあたりまえを実現する

地球上のすべての人のための建築

 北川啓介教授自身の、小学生のときにホイポイハウスに魅了されていつかそうした未来がやってくるのかと夢を描いた体験、学生時代から世界中を旅する中で目のあたりにした満足した家に住んでいない子ども達はじめ人々との交流、阪神大震災や東日本大震災や熊本大地震の後の被災地や避難所での経験、赤道直下から寒冷地までの世界各地の被災地や避難所での経験、旅先の駅や空港をおりたった時に手を差し伸べてくる子ども達、・・。
 地球上に、満足に家にも住めない人は、2000年の段階で10人に1人でした。家がないということは住所もないわけです。2020年のコロナ禍前に調べましたら、9人に1人であり、割合が増えていました。昨今の世界情勢の変化により、現段階では、8人に1人に増えつつあります。多くの人にはあたり前に家がありますし帰るところもありますが、それがない人の割合は世界的にみると9人に1人や8人に1人なのです。とても居たたまれないです。
 北川啓介教授自身の幼少期から今にいたるまで、ずっと考え続けてきた「すべての人のための建築」の実現に向けて、インスタントハウスの研究開発に最大限に尽力しています!

これまでの事象の対義語群からの思考

既存の対義語群から設定したインスタントハウスの40箇条

 例えば、自然災害の復旧や復興の段階で提供される仮設住宅の提供には、3ヶ月から6ヶ月もかかってしまいます。その要因をズラッと書き上げてみますと、なんと、40がリストアップされました。
 例えば、時間がかかる原因として、重い部材は大きいのでトラックで運ばないといけない、現場での幾重もの請負での有技能者もたくさん必要、トラックが通れないと運ぶことができない、などです。今も当時のメモが残っていますが、その40項目に対して、それぞれの対義語を、全て、40項目を記しました。その40項目に通底する概念を見つけだして、今にいたります。

 既存の建築の特徴   それらの対義語

 重い         軽い
 高価         安価
 硬い         柔らかい
 部材が多い      部材が少ない
 分割された部材    一体化した部材
 多人数でつくる    ひとりでつくる
 トラックで搬送    人力で搬送
 表面積が大きい    表面積が小さい
 熱橋が残る      熱橋が無い
 化粧が多い      化粧が無い
 接合部がある     接合部がない
  ・          ・
  ・          ・    

 それらに通底していたのが、なんと、どこかから調達する必要も、地球環境に負荷をかけることもない、私たちがあたり前に過ごしているそのすぐ横にいつも存在している『空気』だったのです。

 

インスタントハウスの発明

大学で発明し、知財を民間へライセンス

 約20年の国内外での建築設計や建築教育の経験を経て、知財をもとにした未来志向の建築や都市を考案し、実用化した上での事業化を推進しています。
 このホームページに掲載のインスタントハウスは、それぞれ、

・屋外用インスタントハウス
 (国内外の特に被災地や途上国などでの人道支援に限った全く新しい知財にて発明したバージョンです)
 →2023年9月のモロッコ大地震直後に最新の研究成果として実証に成功
 →2024年1月の令和6年能登半島地震の被災地に提供(予定)
 →2024年2月以降に学外の民間企業などへライセンス契約(未定)
 →その後、その民間企業などからの販売開始

・屋内用インスタントハウス
 (国内外での非日常でも日常でもご活用いただけるよう全く新しい知財にて発明したバージョンです)

 →2023年12月に北川啓介研究室にて最新の研究成果として実証に成功
 →2024年1月の令和6年能登半島地震の被災地に提供
 →2024年2月以降に学外の民間企業などへライセンス契約(未定)
 →その後、その民間企業などからの販売開始

となっていまして、最新の研究成果すぎて、2024年1月1日現在、学外の民間企業などへのライセンス契約のお手続きの前です。
 少なくとも、学外の民間企業などへライセンス契約するまでは、発明者の所属する名古屋工業大学北川啓介研究室からの研究として、民間企業からの販売ではなく、被災地等へ提供してご活用いただくことになります。
 民間企業などからの販売のインスタントハウスとは別の全く新しい発明によるインスタントハウスですので、ご留意ください。

\ ご寄付受付中 /

令和6年能登半島地震の被災地へのインスタントハウスの提供へのご寄付はこちらから宜しくお願いいたします! 北川啓介